基板ソフトのおすすめ一覧

CADLUS X

無料ながらも、充実した機能を搭載したソフトです。設計したデータをもとに1クリックで工場へ見積もり・発注ができ、発注先の選定や部品表作成の手間を減らせるのが特徴です。大幅な時間短縮を見込めるため、作業の効率化につながります。

また、約2万点以上の部品ライブラリを無料で利用できるのも注目しておきたいポイントです。ライブラリは随時更新されており、必要に応じて選ぶことができるため、部品作成に手間を感じている方にも最適です。

さらに、ソフトの操作と設計手順を直観的に行えるアシスト機能を搭載しているため、設計に慣れていない方でも気軽に取り入れられます。利用制限をかけられることの多い外形サイズやピン数も制限なしで活用可能です。無料CADですが保守サポートも利用できます。基板設計歴30年の設計者に質問できるため、安心して利用できるソフトです。

使い勝手がよく、上級者から初心者まで利用しやすいソフトを求めている場合に役立ちます。

KiCAD

回路設計やPCBのレイアウト、ガーバーファイルの作成といった全プロセスを行うことのできるソフトです。発表当時は寄付やボランティアによって開発のサポートが行われていましたが、2013年より欧州原子核研究機構の支援が始まり、急速な成長を遂げるようになりました。複雑な操作を必要とせず、制約も少ないことから初めて基板ソフトを使う方でも安心して活用できます。インターネット上に使い方の解説が多いのも嬉しいポイントです。

PCBE

絵を描くような感覚でアートワークができるフリーソフトです。ガーバーデータの出力が可能で、プリント配線板の制作もできます。専用CADソフトやプリント基板設計で編集の際に隙間を確認する機能が搭載されており、手作業でアートワークを行う方にも最適です。ただし、両面基板のシンプルな回路であれば十分に対応可能ですが、複雑な設計を行うのは難しいといわれています。配線や部品配置のイメージを掴みたいときや、簡単な設計を行う際に役立ちます。

Eagle

コミュニティから出された希望にもとづいて開発されており、回路図の編集ツール、PCBレイアウト、ライブラリコンテンツなど対応可能な範囲が広いところが魅力です。障害物を避けるための自動配線機能が搭載されています。ただし、回路図を作成するときには使用部品のフットプリントを設定する必要があります。また、無料版は機能限定バージョンになるので注意しなければなりません。

DesignSpark PCB

商用として利用できる無料の基板ソフトです。ショートカットキーやマウス操作がMicrosoft Officeの操作体系を踏襲しており、エクセルやパワーポイントを使うような感覚で基板の配線や回路図の設計を行えます。無料版でも全ての機能を使用できますが、さらに高いレベルを求める場合は有償版のダウンロードも可能です。